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おだ整形外科クリニック
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骨折と整形外科

2020年6月6日

私が整形外科医になった頃は、病院には、たくさんの骨折患者さんがいました。

現在の病院やクリニックでは、以前ほどの骨折患者さんはいないと思います。

特に、大きな事故による怪我が少なくなりました。

労働環境が改善したこと、交通事故を回避するような移動手段の進歩など、いろいろ要因があると思います。

その中でも、無茶する人が少なくなったのも一つの要因ではないでしょうか。

昔は、無茶する人が多かったです。

「死ぬこと以外かすり傷」というワードがありますが、30年位前は、リアルに存在していたような気がします。

現在では、子供たちには無茶させない、お父さんにも、おじいちゃんにも無茶させない。

「無茶」という言葉は、イコール「悪」になりつつあります。

そりゃ、怪我なんか無い方が良いに決まっていますからね。

整形外科的には、どんどん良い時代になっているはずですが、骨折以外の症状で整形外科に来る患者さんは、どんどん増えています。

いずれ、「整形外科」というネーミングは無くなるかもしれません。

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