【医師の介入】 医療の現場では、我々医師が診療することもあれば、看護師や理学療法士が「介入」する場合もあります。
2021年1月19日
医療の現場では、我々医師が診療することもあれば、看護師や理学療法士が「介入」する場合もあります。
医師以外が治療することは出来ないので「介入」という言い方で患者さんと接しています。
「介入」とは、一般に争いや問題ごとに割り込むような意味で使うことが多いですよね。
お節介なイメージだと思います。
もちろん医療現場では患者さんのために様々な「介入」を行っているのですが、医師も治療ではない「介入」、むしろお節介なくらいな「介入」が必要な場合もあります。
ご高齢でひとり暮らしの患者さんはお元気なうちは良いのですが、怪我をすると、急に歩けなくなって介護が必要になることがあります。
そうなる前に医師が「介入」して、介護保険を申請したり、デイサービスでリハビリさせたり、ご自宅に手すりを設置してもらったり、患者さんが必要な介護サービスを考えてあげるのです。
ご高齢でもお元気な患者さんに介護の話をすると、すごく嫌がる方もいます。
時々、お節介な「介入」かなと思うこともありますが、開業医にしか出来ない「医師の介入」だと思ってお話しています。
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